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ロジテル通信

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ロジテル通信 Vol.560

いよいよもって年の瀬を迎え、寒さも身に染みる今日この頃、皆様ご機嫌如何でしょうか。
今回のロジテル通信は私、菊池康介が担当致します。

 年末を迎えるにあたって、ふと前の仕事のことを思い出すことがあります。

私、何を隠そう郵便配達の仕事をしていたことがありまして、当時のこの時期なんていうのは残業も残業、
年賀状の仕分け作業で猫の手も借りたい有様でありました。御存じない人も多いとは思いますが、
年賀状の仕分けって、日中一般郵便の配達が終わってからそのまま配達員が帰局してから
残業してやってるんですよ。臨時バイトに丸投げとかではなく。

ハガキや定形郵便というのは本来、仕分け機械を通してある程度配達先順になって担当者の手元に
来るのですが、このある程度というのが曲者で、基本的に全て目視確認をしなければ
とてもじゃありませんがそのまま配達など出来ない精度なのです。

これは機械の読み取り精度の問題もあるのですが……例えば番地の表記で『○○町12-3』と宛書きがされた
ものがあったとします。これを年賀状のフォーマットに従って縦書きにしますと、機械はハイフンを
読み違えて『○○町1213』と誤読したりするわけです。

これが漢数字になると難易度が更に跳ね上がります。住所表記ってのは面倒なもので、マンションの
部屋番号なんかだと『1102号室』を『一一〇二号室』と書いたり、極端な例ですが『333号室』なんてのは
『三三三』とか『三百三十三』とかになりますよね? こうなってくるともうお手上げです。
機械だって間違える、ではなく、人間だって間違える、の領域に入ってきます。ハイフンと漢数字の1って
機械はまず読み間違えますからね。

しかもこれは宛名宛先を書いた人が全て間違いなく表記した場合のことであることを忘れてはいけません。
書いてるのも人間ですから、何十枚何百枚と宛名書いてたらそりゃ何枚かは番号も間違えます。その場合は
毎日膨大な数の郵便を扱ってる局員の強みで、近似の住所から「多分このお宅宛だろう」と正解が
見つかればそちらにお渡しするのですが・・・毎回それが出来るかというと流石にそうもいかず。
多くの場合、大変お気の毒ながら『宛処に該当ありません』とゴム印を捺して返送するしか
なくなるのです。いえ、本当お気持ちは解るんですよ。でも無事に届いてほしいのであれば、
お願いですから小さなお子様の字で住所を書かせるのはお止め下さい。おじいちゃんおばあちゃん宛の
かわいい宛書きに配達不可能の印を捺すのは我々も嫌なんです……。
せっかくの新年のご挨拶、万全の形でお送りしたいですよね。
私もあの仕事をやって以来、年賀状に限らず郵便物を出す折には気を配っております。

年内まだロジテル通信は残っておりますが、私の担当する今年分はこれで最後になります。
皆様、本年も大変お世話になりました。来たる2021年もまた株式会社ロジテル、そして配車担当の
菊池康介をどうぞよろしくお願い致します。どうか良いお年を!

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